2015年8月22日生まれ  ♂  名前 「遊」  兵庫県在住

犬を飼い始めて三十数年、3代目のジャーマンシェパードを飼うことになった。
老婆の隣にジャーマンシェパードが寝そべっている風景もいいものだと、勇気を奮って飼うことにした。

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2009年07月

優と駿 (7)  選別競技(遊び)の魅力

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大型犬で13歳といえば若い頃の迫力は減退し経験と歳を重ねた分落ち着きが出てくる。しかしいまでもテリトリー意識を表現するときの迫力には余力がある。

目の輝きといいテリトリー内に侵入者を入れまいとする構えの姿勢と吠え声を聞くとまだ数年は元気にいてくれそうに感じる。



その元気さがなくなれば次の段階に来るのだろう。

人間と同様、緊張感と刺激を与えた方が元気でいられると思っているので、今まで教えた選別を機会があればやらせてみようと思っていた。



ある日のドッグランで久しぶりに選別する機会があった。

早速、1回目、それは私の臭いをつけた布を5枚の中から探し出してくるもので「優」は迷はず正解をした。2回目は夫の臭い、その探し出す行動には迷いがあった。

どうして、日ごろ嗅ぎなれている飼い主の臭いなのに不正解なの。

そこで3回目はドッグランに来ていた人の臭で試してみた。もうその時点で嗅がされた臭いを嗅ぐ気もなかったようである。「どれ?これかな?お母さんの臭いでいいか」といった態度で適当に私のつけた臭いの布を持ってきたのである。



人間の目以上の役目を果たしている嗅覚をつかっているのだから、嗅がされた臭いの布を探し出す作業は「優」にとって当然できるだろうと思っていた。

しかし結果は予想外のものだった。



犬は臭いに対して敏感だとしても、その場の条件や臭いを嗅ごうという気持ちが起こらなければその臭いはわからないのである。布を鼻先に持っていったとき犬の方から鼻先をぴくぴくさせ空気を充分吸う動作は嗅ごうとする気持ちも充分あるときであるが、私はその行動を見落としウオーミングアップさせることを怠っていた。いわば正しく誘導できなかったのである。永年積み上げてきた共同作業に、私のやり方しだいで褒めも叱りに変わってしまうのは、犬にとってはなはだ迷惑千万なことに違いない。



だが、犬はやり方が悪い、指示がはっきりしないなど文句をいうわけでなく、やる気が失われテンションが下がるだけである。やはり飼い主の理解した程度しかできないのである。



同じ布を何度か位置を変え試してから、次の布を捜すように指示すれば出来たはずである。選別は臭いを嗅ぐ集中力が必要なので、これがダメならこちらの臭いをというのではどの臭いを捜したらよいか犬は迷ってしまう。



「優」は一回目の臭いから次の臭いに切り替えができていないまま次の臭いを捜しに行かされたのである。選別は犬の心理や行動を理解する上で学び多いことを知っていたにもかかわらず、できると思い込んでやったことは反省の至りである。



「優」ゴメン、ゴメン 充分できる能力はあるのに発揮させることが出来なかった。

正解すれば同じように喜んで褒めてやることにしている。そうすると「優」は若いときにした敏捷な身のこなしで跳び上がって私の左横にぴったりつく。

次の指示を待っているのである。

選別の競技(遊び)は動くことは少ないけれど刺激のある競技(遊び)である。

楽しく出来た後は犬も飼い主も満足感を共有しあえる。

この積み重ねは体験した人のみが知る魅力である。


今日のハプニング

この暑さで頭にきたのか~やっちゃいました!

界(ラブラドール8歳♂)がビーグル犬に襲いかかったんです。



え~界が・・ と思うでしょう?

自分より小さい犬には無視の態度をとることが多いのですが、

じつはもう一面、飼い主の態度に反応するところも大いにありなのす。

犬は結構飼い主の感情をセンサーのように感じ取りますね。



仕方ありません

向こうから犬を連れて歩いてきた人は、知り合いのチビタンだと思い(老眼ではなく近眼なものですから)

私がその方の近くに行こうとしたときその犬は吠える、飼い主さんもこわばった表情になり、シマッタ!そこで人違いだったと気がつきました。



もうすでに遅し、界はそれに反応して吠えかかっていきました。

リードを離してしまった私が悪いから・・もう平謝りです。

あとでその方の自宅に再び謝りに行きました。



日ごろ、そんな態度をとったときには唯ではおきません

界を足で蹴り倒すかリードでしばきたおします

そのときはどうしたことか自分でも誤ったなって思ってます。



その飼い主さんも子どもさんも犬が怖いタイプ 小さいときに犬に追っかけられたということ。

また犬も小さい頃から他の犬と遊んだことがないということでした。

今飼っているワンちゃんをかろうじて触れるらしいです。



ばつの悪い出会いでした。

さんざん言われて帰って来てガックリ

25

15年目のジェリー (4)

Scan1

「ジェリー」という名は馬友がつけてくれた。

それにはわけがある。

道産子とサラブレッドの血を引いたお尻がばかでかく、背の幅も広く乗るには安定感のある「ジェリー」という名の馬がいた。乗りやすいウエスタン鞍をつけていた。

その友がまたがると脚が馬のわき腹にとどかないので脚の操作は出来ない。

最後尾で先頭馬についていけば大丈夫と言われたので出発となった。



前の馬が走れば走り出す、止まればとまる、落ちないようにしっかり手綱を持っていれば馬任せの騎乗でも結構楽しめる。

最後尾のジェリー馬は4番目だった。



終盤、私たちが待っている丘の頂上に向かって、が体のしっかりした馬が駆け足をして昇ってきた。「ジェリー」馬だった。

外乗で初めて駆け足を出すことが出来た馬友に目を見張り歓声を上げた。



後で彼女から話を聞くと、下り坂で急に駆け足発進、のぼり坂で急にストップされ身体が前後に倒れ、ハラハラ、ドキドキ、冷や汗が出るほど馬の動きについていけなかったらしい。当の「ジェリー」馬は、先頭馬の動きに合わせていただけである。

彼女の話しぶりに何とも笑いが止まらない楽しい外乗の思い出となった。



15年経っても「ジェリー」という名前は道産子「ジェリー」馬と重なり、あの頃にタイムスリップできる。

Scan10005



「ジェリーは幸せです」 と書かれた賀状を見ると「幸せ」と感じてもらえる犬でよかった。呼べば跳んでくるし、甘え方も上手になった。仲間の犬たちが気づかないところに鋭敏さを示す特技がある。自分の天下は1度もなかったが、旅先で名もない犬たちを追っ払う強さを示した事だってある。

「ゴロー」にも「優」「駿」「楽」にも先輩風をふかしていた。

今でも歳をわきまえず他犬に威張るしぐさをする。



すべてがいいことかは別として、50頭の中から選ばれた運の強さを持っていたのだと思う。心臓弁膜症と診断されているが、外見は至って元気である。

しかし階段を降りるように衰えは進みつつある。

「ロク」のように長生きしてほしいと願っている。



Scan10001CIMG8513










































15年目のジェリー(3)

CIMG0356Scan1大山にて.

この頃のジェリーは体力気力充分。5ヶ月の優には先輩として接していた。





犬たちの寝床であるサンルームの出入り口横にリードを数本掛けてある。

その中でも二頭引きのリードはかなり風化している。

処分する気になれないまま今も掛けてある。



そのリードを使って「ロク」と「ジェリー」を連れてよく散歩した。

山歩きをしたことが懐かしい。

足取りも軽くイキイキしていた。

大山に行ったときは「ロク」を頼って自由に朝の散歩を楽しんでいた。

「ジェリー」が誰にも邪魔されず最高に幸せに暮らせたのは5年間かもしれない。



Scan10001



「優」や「駿」の迫力には太刀打ちできなかったが私のいるときだけ威張っていた。

本気に順位争いをした相手は「楽」である。

「ジェリー」の母親、そして「楽」の父親は性格が強かったらしい。

その血を引く2頭は決着がつくまでかなりの期間を要した。

お互い似たもの同士である。

「ジェリー」にとって負け犬になれば「楽」と順位は逆転する。

自己保存、種族繁栄の遺伝子が無意識に群れの中で争いとなった。



しかし、一歩戸外に出ると「楽」のアキレスを咬んだり、マウンテイングをしたり、遊びのなかで優位を示していた。ジェリーの気持ちを充分察していた私はあえて叱ることをしなかった。「ジェリー止めなさい」と声をかけるだけでその行為を止めた。

「楽」も挑戦的になることはなかった。

体力の衰えとともに順位争いは少なくなった。

だが、持って生まれた性格は今でも何かの弾みに出ることはある。




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